2020年オーディション

フランスバロック音楽の普及を活動目的のひとつに掲げるオフィスフレンチバロックでは、多くの音楽家にフランスバロック音楽を演奏する機会を提供するため、定期的にオーディションを開催してまいりました。

2021年5月22日に東京オペラシティ近江楽堂にて、フランスバロックの宗教曲を集めたコンサートを予定しており、これにあたり下記の要領でオーディションを実施いたします。

なお今回のオーディションは、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、オーディション応募者本人による動画撮影、および審査員とのオンライン面接の二段階で実施します。

【コンサートでの演奏曲】

マルク＝アントワーヌ・シャルパンティエの楽曲を中心とする宗教曲を予定しています。本オーディションの結果を受け、メンバーの編成と能力に適した演奏曲を決定します。

【応募資格】

周りの音楽家と協調し、柔軟な音楽づくりができる歌手であること。

音楽大学の声楽科を卒業した方、またはこれに相当する能力を有する方

声種、年齢、およびバロック音楽の演奏経験は不問

東京都内で行われる稽古・本番に参加できる方

【オーディション開催場所】

オンラインで実施します。

【選考方法】

応募者はそれぞれ、下記の審査課題について2本の動画を準備し、これをYouTubeにアップロードします（公開設定は「限定公開」または「公開」とし、応募時にURLをお知らせください）。審査員は個別面接に先立ってこれを視聴します。審査員による個別面接を経て合格者を決定します。

【募集人数】

若干名

【応募方法】

以下の専用フォームから応募してください。

【応募時に必要な情報】

連絡先など
YouTube に公開した2曲の動画のURL
音楽経歴書（書式自由、PDF形式とし、gmailアカウントを使用する場合は応募フォームに添付してください。gmailアカウントを使用しない場合はメールにて別途提出してください。）
個別面接時間についての特別な希望

【応募締め切り】

2020年9月30日 23時59分

【審査課題】

フランス語の楽曲（時代は問わない）と、バロック時代の楽曲（言語は問わない）の計2曲

既存の動画や、既にYouTubeに公開されている動画を提出する場合は、過去2年間以内に撮影されたものとする

歌唱音源については一切の編集を認めない

各動画の演奏時間はそれぞれ1分以上とする

楽譜の提出は不要とする

暗譜は不要とする

いずれの楽曲についても、演奏のピッチは自由とする

伴奏については、今般の状況を鑑みて、どのような形態も可能とする（例：伴奏者を伴う演奏、リモートセッションによる演奏、自身での弾き歌い、既存音源に合わせた歌唱、など）

【動画について】

撮影機材、撮影技術、音質、画質などは審査に一切影響しませんが、応募前に必ず自分で見返し、視聴可能な音質・画質であることを確認してください。

【動画審査についてのアドバイス】

フランス語の楽曲では、フランス語のディクションに気をつけてください。コンサートでは宗教曲を取り上げますが、ラテン語の発音は17 世紀フランス式を採用します。そのため、フランス語の発音に馴染みがあることが好ましいと考えます。
バロック時代の楽曲は、どの言語での歌唱でも構いません。会場となる近江楽堂は収容人数も多くなく、響きが豊かな会場です。そのため大きな会場でオペラを歌うような豊かな声よりも、響きに芯があり、言葉が明瞭な声が求められます。急速な楽曲や過度に技巧的な楽曲よりも、穏やかなテンポの楽曲を選択し、丁寧な言葉の処理、コントロールされたビブラート、演劇性などを聴かせるよう心がけてください。

【オンライン面接実施日】

【最終審査の結果発表】

面接の1週間後をめどにメールにてお知らせします。

【審査員】

　村上惇（東京藝術大学講師、オフィスフレンチバロック代表）

　民秋理（声楽家　日本ヘンデル協会、二期会会員）

【コンサート、稽古について】

オーディション受験料は無料です。
コンサートに出演の場合は経験・技量に応じて出演料をお支払いします。
チケットノルマはありませんが、券売・周知にご協力をお願いします。
2021年初頭から、出演者と日程を調整のうえ、少しずつ稽古を始める予定です。
直前稽古（2021年5月17 日～ 21 日を予定）は必ず出席をお願いします。
コンサートおよび稽古にかかる交通費・宿泊費は自己負担となります。
稽古は原則として東京都内で行い、可能な稽古はオンラインで行う可能性もあります。
天災地変、戦争・内乱、公権力による命令処分、輸送機関の事故、感染症・疫病、出演者の疾病、その他の事由によってコンサートが中止となった場合には、キャンセル料はお支払いできません。